こすぎアクトの仕事

精神性までも伝承する、こすぎアクトの仕事

モノづくりの世界で、
飛騨の匠がこれほどまでに
神聖化されるのは、
ひとつには「物は残しても名は残さない」という
清さがあげられます。

さらには一世一代の仕事を残したいために、
材料や手間で大損をしても
納得のゆく仕事をするという匠の「誇り」が
彼らを仕事に駆り立てたのです。


奈良時代から続く飛騨の匠の来歴を思うとき、
こすぎアクトは誇り高き名工から
受け継がれたDNAを、
けがすことのないよう身や心を引き締め、
作り手の気概を寺院修復に込めたいと願っています。


物事の奥に潜む
モノづくりは根気のいる仕事ですが
モノに生命を与える
という尊い仕事であり
モノに触れて生きている
という充実感があります。

1仏像
仏像は作られた当時の人々のために存在しているのでなく、
現代を生きる私たちのために存在しているのです。
今までお参りしてきた人たちの思いが込められた古い仏像の宗教や歴史。私たちの役目は「それを次につなげること」。修復の仕事は世代から世代への駅伝のリレーのようなものかも知れません。
2金箔
重厚な漆黒の世界に輝くおだやかで柔らかな金という色。
金箔を置くタイミング。さらに置いた金箔を真綿でどれだけの圧力で押すかによって、金の発色は異なってきます。まさに微妙な匙加減と「今しかない」という時間の見極めは「金箔押師」の長年の勘によってのみ成立する手技です。
3
光を包み込む「魂の空間」。漆が醸し出す黒の純潔さをもとめ、
いつの時代も職人たちはその美しさにこだわってきました。
本漆を使用しての手間ひまは倍の時間を要しますが、すべて本物で仕上げたいという思いから、漆職人はお寺で寝起きしながら一年以上をかけ、修復にあたることもあります。
4呂色
呂色仕上げによって漆の黒はさらに濡羽色に。そして荘厳さを増してきます。
凸凹として表面を炭で研ぐ「炭研ぎ」からはじまり、表面を緻密にする「胴擦り」、さらに生漆をすり込む。そして磨き粉を油で光沢を出す「磨き」という工程を経て、ようやく気品のある輝きが生まれてくるのです。
5古色仕上げ
仏さまの安置される状況や環境を考慮した上で、修理・修復・彩色方法などをご提案いたします。
人々の祈りと共に歩んでこられた仏さまは、長い年月、線香や蝋燭、護摩などで燻され、今日のお姿があります。修理前と修理後の違和感が無い様に時の経過(古い部分)を大切に残し、古い箇所に合わせて修理いたします。
6彫金
奈良の大仏さまが鋳造された747年には現在の「錺」に近い装飾技術が存在していたと言われています。
先人たちの苦労や努力を胸に、錺師たちと一緒に「いい仕事を残す」という高い志を持ち続けています。
7位牌堂・納骨堂
荘厳さと気品。そして優雅さも大切にいたします。
歴史あるお寺の運営する位牌堂や納骨堂だから、荘厳さは大切にしたい。さらに従来のイメージを払拭するような気品と優雅さも兼ね備えたい。イメージが漠然としている段階でもご安心ください。
お客様のご要望を伺いながら御寺院さまと共に計画を創りげていきます。
8蓮水・表具施工
金箔と連水が織りなす高貴なコントラスト。
背景の金色は蓮の緑と花弁の白を引き立たせ、さらに宙に浮かぶ雲の絵は仏様の世界をより一層身近に感じさせます。当社では古くから伝わる美術品の修復やお寺の天井、さらには壁の表装や襖なども行なっています。
9打敷き
気高い天女や鳳凰の輝きを永遠に。
原画がもつ作者の肉筆感や息づかいまでも表現する打敷き。
それはひと針ひと針を差し込まれた打敷職人の妙技が生きています。
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