神具の修復

古き里へ、神が舞い降りるとき。

どぶろく祭で有名な白川村。

その八幡神社の試楽祭では、
神前における神事が終わると、
神主や禰宜をはじめ、赤鬼青鬼を先導に、
神の分霊を乗せた神輿が郷中を巡幸する。

これに従うのが獅子神楽。

神楽台には大太鼓、次は笛や笙を吹く囃子方。

その後方には獅子連中が続き、
五色の吹き流しを風になびかせながら
裃姿の男たちと稚児たちが続く。

一年に一度の御神幸が、
合掌造りを背に、細い農道を練り歩く姿には
神と人とが交わる濃密な空気が漂っている。

昔は砂を敷いた神道沿いの民家は
真綿と麻苧(あさお)を献上する慣習があったり、
素封家(そほうか)では、
神職や神輿、獅子や神楽の若者たちに、
ぼた餅・酒肴にそえて、
ごぼう・人参・菊百合などのお煮付けを
どんぶりに入れて振る舞ったというが、
今は廃止された。


参考文献/にごり酒を造る神社◉加藤百一

 

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