正宗寺 様 (高山市丹生川町北方)
慶長16年に建立され、草創という古い寺院で歴史ある曹洞宗のお寺様です。須弥壇は明治39年1月に新調しましたが、彫刻は彩色仕上げで、独特の艶を放っています。
今回の修復では、須弥壇の仕上げに本漆塗り堅地蝋色仕上げ(ほんうるしぬりかたじろいろ)をご提案いたしました。この技法は塗りの中で最も手間がかかるもので、実に36から40という気の長い工程を経て仕上げます。
すべて飛騨の名工が手がけたもので、本堂から須弥壇にいたるまで、高度な木組みが施されていました。ヌキ1本をはずすことで簡単にばらせるようになっているのですが、問題のヌキを探すのに苦労しました。
施工年月
平成17年3月~8月
ご修復内容
- 外陣正面欅製摺り漆仕上げ
- 御須弥壇修理修復 本漆塗り蝋色仕上げ
- ひな壇修理修復 本漆塗り金箔押し仕上げ
- 本堂前机春日型 本漆塗り蝋色仕上げ