圓徳寺 様 (高山市漆垣内町)
寺院建築の匠として名高い名工松田太衛門以治が1736年にノミをふるった浄土真宗大谷派の寺院です。脂が一番のりきった松田太衛門44才のときの仕事だと言われています。
良い材料を使い、それを木取りし、削り、組み立てる。いずれの技術も超一流だったかつての名工の仕事に見合うお内陣の修復。限られた予算のなかでクオリティーをいちばんに心掛けました。そのなかでもお内陣を一新した本金紙の張替えは、費用を抑えながらも見違えるような仕上がりになりました。
お内陣後門柱を飾る唐草総巻の金具を本金メッキするために外したところ、柱にシロアリでスカスカの状態でした。柱を新しいものに代えるわけにはいかず、悪いところを切り取り、埋め木をしながら、漆で塗り固めながら修復しました。
施工年月
平成14年9月~15年3月
ご修復内容
- 御宮殿 及び 御須弥壇洗濯修理
- 御開山厨子 及び 御開山厨子須弥壇洗濯
- 御内陣本金紙張替え
- 後門柱金具 壇廻り金具 本金メッキ
- 御内陣桝組(ますぐみ) 彫物金箔押替
- 襖 表蓮水張替え
- 御内陣洗い磨き出し一式